【スペシャリストコース】ダイソンワークショップが行われました
電気科・電子情報科スペシャリストコースの1年16組を対象に、ワークショップを行いました。
掃除機で有名なダイソンよりお二人の講師の方にお越し頂き、ダイソン掃除機の開発に関する講義を受け、実際に気づきから開発に至るまでの過程をワークショップ形式で体験しました。
9つの班に分かれ、それぞれに日常生活での問題点をあげ、取り組む課題と解決案を決めます。
次に、解決案のイメージをスケッチします。開発の第一歩、頭の中のイメージを具体的に描き出す作業です。大まかなイメージができたら、それを元に3Dで立体化していきます。
段ボールやガムテープなど身近にあるものや、今日のために用意してくださったダイソン掃除機と扇風機のパーツを使って組み上げていき、プレゼンの準備をします。ダイソン掃除機の試作品は5000を超える膨大な数だったそうですが、その第1号も段ボール製だったということです。
生徒同士で発表、評価を行い、プレゼン班が3つ出揃い、いよいよトップ3を決める発表です。
全員の前でプレゼンテーションを行い、講師の先生方と工業科職員の協議の結果、優勝は「光を感知して黒くなるガラス」のアイディアを発表した班に決まりました。
この班は、自分たちの教室に西日が入って暑かったり眩しかったりと日々の問題点を解決するために、このガラスのアイディアを思いつきました。評価のポイントは、「みんなの問題点」に着目しているところと「既存の技術の応用と改善」を問題解決に盛り込んでいるところが、研究開発の流れとして高く評価されました。
発表を終えた生徒たちは、他の班の着目点やアイディアに感心したり、プレゼン技術に対する向上心を持ったりとそれぞれに学ぶものがたくさんあったようです。
電気科・電子情報科スペシャリストコースでは、このような専門性の高い取り組みにチャレンジできるスペシャリストコースならではの取り組みを行っています。
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