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【科学】日本学生科学賞福岡県審査 優秀賞ほか

大会名:第65回日本学生科学賞福岡県審査
日程:令和3年11月1日(月)

結果:論文による審査により、優秀賞・努力賞を受賞

10枚にも及ぶ論文を書き、応募いたしました。生徒一人一人が少ない時間の中で研究に取り組み仕上げた論文は、1年生ながらにきちんと書けていた結果だと思います。
過去最多の4部門6作品入賞は、県大会に向けて励みとなりました。
今後は、11月末に行われる県大会に向けて研究をさらに深め、わかりやすいプレゼン作りを目指し、発表の準備をいたします。
応援よろしくお願いいたします。

写真左かから西本 陽翔・渋田 陽菜・山下 沙菜・渡邊 花菜・黒木 颯士・佐藤 凌平

物理部門

優秀賞 
「ゴムの伸びと熱の関係についてⅢ」山下 沙菜(1-1 日の里中学校出身)

生徒コメント 山下 沙菜

コロナ禍で緊急事態宣言も発令され、思うように実験を行えないこともありましたが、試行錯誤を繰り返し、研究を行なってきました。そんな中自分の研究を評価していただけてとても嬉しかったです。今回最も大変だった点は実験でより正確なデータをとるために計700回程の計測を行ったことです。弾性力が減少したゴムを扱った実験を行ったため、個体差がうまれやすく、計測に計測を重ねる必要がありました。しかし、多くのサポートを受け、実験や自身の納得のいく考察をすることが出来ました。今後はゴムの持続的な利用に向け、引き続き研究を進めていくとともにゴムの性質を利用したより環境にやさしい活用方法を模索していきたいと思います。

化学部門

努力賞
「失敗しないビスマスの結晶の作り方」渡邊 花菜(1-4 香椎第1中学校出身)

生徒コメント 渡邊 花菜

「ビスマス」という物質について私は元素記号だけ知っていました。今回の研究を通しビスマスに直接触れ合い、ビスマスの特徴や素敵な一面を学ぶことができて良かったと思います。悪かった点は実験の手際です。事前にきちんと調べていなかったため、実験をするのに大変時間がかかりました。頑張った点としてはうまくビスマス結晶を作るためにはどうしたらいいのか、結晶の色は関係があるのか、など様々な角度から考察していき、研究の完成度を上げていったところです。今後はステンレス容器から結晶をそのままの状態で取り出す方法を見つけ、もっとたくさんの人に綺麗なビスマス結晶について知ってもらいたいと思っています。

生物部門

努力賞
「ウミホタルを輝かせよう」渋田 陽菜(1-1 粕屋東中学校出身)

生徒コメント 渋田 陽菜

私たちは今回の大会に夏休みに行った自由研究を出しました。普段は理科室で実験をし、分からないことがあればすぐに先生や先輩に聞くことが出来ます。ところが新型コロナウィルスの影響で学校が休校になり、理科室にも行けず、自分で考えて実験する必要がありました。しかし、定期的にオンラインミーティングで進捗確認や質問、相談が出来たので、自由研究をやりきることが出来ました。この研究では、1人で活動することの難しさも知ることが出来ました。これからは協力を大切にしながら1人でも活動できるようにたくさんの知識と経験を積んでいきたいです。

努力賞
「ウミホタルの生態調査」西本 陽翔(1-2 古賀中学校出身)

生徒コメント 西本 陽翔

今回の研究では、夜間、海岸へ行きウミホタルの採集や環境の調査をおこないました。
波が強い日や、冷える日もありましたが、ウミホタルを発見することができ無事に調査を終えることができました。しかし、記録のミスを起こし何度かやり直しをした場面もありました。お陰で調査の手順や記録を正確にとることの重要性に気が付き、身につけることもできました。今回の調査を通して、今後は試行回数を増やしていくことや、次回の調査目標を見つけることができました。それらをもとに、今後の活動や研究に励もうと思います。また、今回の結果は僕一人の力だけでは成しえませんでした。部員や先生方のお陰でここまで来れたことに感謝の気持ちをもってこれからも頑張っていこうと思います。

広領域

努力賞
「蒸気機関の作製」佐藤 凌平(1-16 青葉中学校出身)

生徒コメント 佐藤 凌平

今回の蒸気機関製作は私の今までのモノづくりの中で最もレベルが高いものを作ることができました。今までは製作に使用する材料は主に木材でしたが、今回は金属やプラスチックなど使用したことがない材料に挑戦したいと考えました。そのため加工の面でレベルが上がり苦戦しました。しかし、福岡工業大学モノづくりセンターの方々のご支援・ご指導の下「金属の切断、接着」など様々な加工技術を体験することができ、パーツを作成することができました。この体験は今後の私のモノづくりに生かせる技術を身につけることに繋がったと考えています。たくさんの方々の協力を得てこの作品を作り上げ、論文にまとめ提出しこのような賞を受賞できたことは大変うれしかったです。製作した蒸気機関は結果的には動きませんでしたが、今後改良し、またチャレンジしたいと思います。

努力賞

「時差式連動信号機について」黒木 楓士(1-3 多々良中学校出身)

生徒コメント 黒木 颯士

ただ単に信号機といっても、様々な種類や目的があり、信号機を設置する人はたくさんある種類の信号機の中から、その交差点に1番適している信号機を選んでいる。ぜひ一度利用する信号機に目を向けて頂いたらと思い福岡市以外でも多く採用されている、時差式信号機について論文を書きました。車の免許を持っている人は信号に注意して普段から過ごしているが、私たち高校生は信号機に関するイメージが乏しく、部内での中間報告会の際になかなか伝わらず、自作の絵で示すなど工夫しました。今回このような賞がいただけると思っておらず正直大変驚きました。信号機でありながら、やはり運転者の思いやりや苦労が必要だとより強く感じました。今後これらを解決していきたいです。

2021/11/24 部活動
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