【科学】大会結果 特別賞ほか受賞
大会名: 令和3年度日本水産学会秋季大会高校生ポスター発表
日程: 令和3年9月13日(月)~15日(水)
会場: 北海道大学函館キャンパス(オンライン)
結果:
写真左から:1-6石丸颯大、1-3西山颯、1-17市場飛向、1-2西本陽翔、3-5内野稜太、1-4餘永萌愛、1-1渋田陽菜、1-8久保井理樹
※QTTAは日本水産学会よりいただきました副賞です。
4月〜8月に行った研究についてプレゼンテーションを行いました。1年生は初めての学会発表ということもあり、大変緊張していましたが、精一杯がんばりました。
コロナ禍ということもあり、対面ではなくオンラインによるチャットでの質疑応答は初めての経験で、「いかにして文字のみで相手に伝えるか」ということがとても難しく苦戦していましたが、生徒一人一人が懸命にコメントを考え回答しました。
<特別賞>
ウミホタル班
1-2西本陽翔・3-5内野稜太
生徒コメント
ウミホタルの生息調査を行っています。ウミホタルとは甲殻類の仲間で体長2mmほどの腐肉食性の生き物です。このウミホタル大きな特徴は発光物質を放出して海を青白く輝かせます。
今回初めての水産学会に出場しました。ここまでくるためには先生方や部員たちの協力なしにはできませんでした。そして、学会に出場した結果、学会員の方々から様々な質問・アドバイスをいただき得るものも多かったです。この研究に関わってくれたみんなに感謝するとともにこれからも期待に応えられるよう研究を続けていきたいと思います。アドバイスを糧に県大会に向けてがんばっていきます。
オタマジャクシの研究
1-17市場飛向
生徒コメント
「田んぼとカエルの生態系~オタマジャクシの飼育を通して~」というタイトルで発表を行いました。私はカエルが大好きなのですが、田んぼでみかけていたカエルたちが年々減ってきているような気がしていました。そこでカエルの幼生であるオタマジャクシを保護しカエルを増やそうと考えました。はじめはオタマジャクシが何を食べるのかあまりわかっておらず飼育に苦戦しましたが、簡単な飼育法をみつけ、カエルにまで育てることができました。その結果私の大好きなカエルの本研究で輝かしい賞をいただけことに、とても感動しました。これからもカエルについて研究し、知識を深めていこうと思います。
<奨励賞>
ユーグレナ班
1-1渋田陽菜・1-3西山颯・1-4餘永萌愛・1-6石丸颯大・1-8久保井理樹
生徒コメント
先輩たちからユーグレナの活用についての研究を引き継ぎ行っています。ユーグレナとは栄養が豊富なことが知られており、私たちはこのユーグレナの可能性を信じ、廃醤油の希釈液中でユーグレナを培養し、アサリに与え、栄養を維持しつつ、水をきれいにする取り組みを行っています。ユーグレナに加えてアサリの飼育まで行っておりアサリが何度も死んでしまい大変でしたが、なんとか発表にこぎつけました。今回受賞出来たことで、私たちが行った研究に価値があったのだと改めて気づかされました。このような大会で受賞出来たことを自信に変え、これからの研究に繋げていきたいです。
にぼしの研究
1-7柾木 嵩琉
生徒コメント
僕はにぼしが好きで、ある日母と一緒に料理をしている際に、味噌汁などに使われているにぼしの味が産地ごとに違いがあることに気付きました。なぜか考えた結果、「味の違いはにぼしの内容物に関係しているのではないか」と考え研究を始め、海に何度も足を運んでいる中で僕たち若者の海の環境へ対する関心が低くなっていると感じていました。研究をすることで多くの人に海の環境に対する関心を深めることができるのではないかと考えました。胃の中にいた珪藻の観察は容易ではありませんでした。この研究を通して助けてくれた部活の仲間や先生方の大切さを知ることができました。県大会に向けて仲間との協力を大事にしつつ研究にさらに励んでいきます。