【行事レポート】アフガニスタン大統領補佐官カヨウミ氏との対話セッションが行われました
アフガニスタン大統領補佐官カヨウミ氏との対話セッションが行われました。
日時
平成28年12月15日(木)
目的
グローバル化が進展している世界の中で、主体的に物事を考え、多様なバックグラウンドをもつ相手に自分の考えを分かりやすく伝え、文化的・歴史的なバックグラウンドに由来する価値観や特性の差異を乗り越えて、相手の⽴場に⽴って互いを理解し、更にはそうした差異からそれぞれの強みを引き出して活用し、相乗効果を生み出して、新しい価値を生み出すことができる人材になる。
内容
「アフガニスタン大統領補佐官 モハメッド カヨウミ氏 と城東高校生との対話セッション」
【略歴】
カヨウミ博士は、現在、公共投資、人財育成、技術発展領域において大統領に助言するアフガニスタン大統領補佐官であり、カリフォルニア州立大学の1校であるサンホゼ州立大学名誉学長でもある。
大統領補佐官に就任する前は、シリコンバレーの中心に位置するサンホゼ州立大学第28代学長や、カリフォルニア州立大学イーストベイ校学長を歴任。
アメリカン大学ベイルート校で電気工学学士号を収めたのち、シンシナティ大学から原子力とコンピューター工学の修士号、経営学修士MBA、さらに電気工学博士号を取得。100以上の論文と8冊の本を出版するエンジニアとして活躍。公認会計士の資格も保有している。
複数の大学管理職および工学教授として38年の経験を有すると同時に、カヨウミ博士はアラブ首長国連邦およびサウジアラビア王国の国家プロジェクトにエンジニアとして参画。米国他12カ国での国際会議で基調講演に招かれるなど幅広く活躍している。
米国電気電子学会(IEEE)のシニアフェローとして、2000年から2003年まではMalcolm Baldrige National Quality Awardの審査員、1997年から2000年まではMissouri Quality Programの審査員を務め、同時に、米国大学実務者協会やAPPA全米教育施設協会、シリコンバレー工学協会から多くの賞を受賞。米国移民局のサイバーセキュリティ委員長、CCSTカリフォルニア州科学・技術協会のシニアフェローを務めるなど幅広く活躍している。
セッションの様子
アフガニスタン大統領補佐官 モハメッド カヨウミ氏が来校され、城東生のために時間を作ってくださり、対話セッションが実現しました。
希望する70名の生徒が参加しました。生徒たちは事前研修を重ね、セッションに臨みました。
セッションは全て英語で行われ、生徒たちはグループに分かれて事前に考えた質問をしました。
内容は、アフガニスタンに関すること、カヨウミ氏に関すること、世界情勢について、自分の進路について、勉強方法など多岐に渡りましたが、ひとつひとつとても丁寧にわかりやすく答えてくださり、生徒たちは一生懸命ヒヤリングし理解していました。
生徒たちは、聴くことだけにとどまらず積極的なコミュニケーションを心掛けているようでした。また、たまに軽いジョークや面白いことを言われると間髪入れずに笑いが起こったりと、生徒たちの国際社会を意識した語学力の高さに感心しました。
慣れない英語でのコミュニケーションはかなりの緊張感だったようですが、全員が「英語でのやり取り」が目的ではなく、「コミュニケーションの手段」として英語を用いて、しっかりと会の目的を理解しながら参加しており、初めての試みではありましたが、生徒たち、教職員にとって大変有意義な時間となりました。
ご協力いただきました関係各所の皆様に心より御礼申し上げます。