第69回入学式 学校長式辞を公開しました
式 辞
本日ここに福岡工業大学附属城東高等学校第六十九回入学式を盛大に執り行えることを何よりも嬉しく思います。ご臨席賜りました皆様に深く感謝申し上げます。
保護者の皆様この度は誠におめでとうございます。お子様方は本日高校生としてのスタートを切ることとなりました。高校生活は新たな出会いの中で生き方を考え選び「次なる時代を切り拓く力」を身につける期間です。この非常に大切な三年間を共に過ごす喜びと責任の重さを教職員一同、強く感じております。
これから三年間、教育活動に全力を挙げてまいります。皆様のご理解とご支援をお願い申し上げます。
さて新入生の皆さん入学おめでとう。
825名の君たちとその保護者の皆様を「チーム城東」の新たな仲間として迎えることができ心から嬉しくそして頼もしく思っています。
現代は先が見えない正解がない時代だと言われます。そんな時代を逞しく生き抜くために「次なる時代を切り拓く力」を身につける毎日がこの城東高校で始まります。
高校生活のスタートを前に新入生登校日で私は皆さんに「変わることで生まれる不安」「周りの誰かに与える力」そして、「夢と志」という話をしました。
まずは先日質問した「夢」と「志」の違いの答え合わせをしましょう。「夢」は叶えるもの。一方「志」は叶えるものではなく、「自分がどんな人でありたいか」目指すべき方向性を示すもの。私はそう考えています。
夢が叶った後でも叶わなくても、あるいは夢がある時でも、ない時でも、「自分がどんな人でありたいか」そのビジョンをしっかり持つことで、人は歩み続けることができます。ビジョンを持っている人もまだ持てていない人も環境が変わり毎日の生活が変わることに不安を抱いているのではないでしょうか。
しかし私は刻々と変わり続ける環境の中でその変化に適応して自分自身を変え続けることができれば、それが「生きる力」になると考えています。「生きる力」とは、言い換えれば、「日々新しい自分になり続ける力」です。不安を抱いているということは新しい自分になる準備ができているということでもあるのです。変化することは素敵なことです。
自分を変えるためには昨日までの自分が知らなかった知識・価値観・生き方に触れ、採り入れることが必要です。これらは「学ぶ」ことで、手にすることができます。ほんの少し学ぶだけでも、人の生き方は変わる。世界の見方が変わる。昨日までと同じものを見ていても、全く違う意味を感じるようになる。
そして、学びによって得た知識も、経験も、そして皆さんがひたむきに生きる姿も全てこれから出会う大切な人に、新たな力と幸せをもたらすギフトとなるはずです。
だから、皆さんには、まず、「どんな人になりたいか」を考えてほしい。「志」が決まれば、その実現のためにあれもやってみたい、これもやってみたい、そんな思いにあふれる高校生活になるはずです。変わっていく環境とその中で変わっていく自分を楽しんでください。城東高校での学びの中で、皆さんが生きていく姿に、どんな力をもらえるか、楽しみにしています。
三年後、皆さんが今よりも高いところから、広く世界を見渡すことができる、そんな日が訪れていることを願い、信じながら、ともに歩むことを誓って、式辞といたします。
令和八年四月八日
福岡工業大学附属 城東高等学校
校長 佐 伯 道 彦

