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第68回入学式 学校長式辞を公開しました

式 辞

本日ここに、福岡工業大学附属城東高等学校 第六十八回入学式を、盛大に執り行えることを、何よりも嬉しく思います。ご臨席賜りました皆様に深く感謝申し上げます。

保護者の皆様、この度は誠におめでとうございます。お子様方は本日高校生としてのスタートを切ることとなりました。高校生活は、新たな出会いを繰り返す中で生き方を考え、選び、「次なる時代を切り拓く力」を身につける期間です。この非常に大切な三年間を共に過ごすことに、我々教職員一同、大きな喜びと責任の重さを改めて感じております。

これから三年間、教育活動に全力を挙げてまいります。皆様のご理解とご支援をお願い申し上げます。

さて、新入生の皆さん、入学おめでとう。

582名の君たちと、その保護者の皆様を「チーム城東」の新たな仲間として迎えることができ、心から嬉しく、そして頼もしく思っています。

新入生登校日に、皆さんに「山に登る」話をしました。私は、「山に登る」ことを、「なりたい自分をイメージして、そうなるために必要なことを実行する」過程だと解釈しています。

城東高校は、福岡市内で唯一、普通科と工業系の学科を併せ持つ学校です。難関大学への進学に向けて勉学に励む生徒や、高度な技術を身につけ、多くの資格を取得し、ロボットやプログラムを開発する生徒たちがいます。また、全国大会・世界大会に向けて部活動に励む生徒、国際交流や海外での学びに力を入れる生徒が大勢います。中には、途上国の教育支援に取り組む生徒、企業と連携し、新たなビジネスを模索する生徒もいます。皆、それぞれの得意分野で思う存分、力を発揮する場が、この城東高校です。

「山の頂上」も、そこに登っていくルートも、一つではありません。コースの数だけ、クラスの数だけ、生徒の数だけ、それがあるのです。どんな大胆なルートを選んでもいい。どんな登り方をしてもいい。城東で出会えた仲間たちと磨きあい、高めあいながら自分だけの頂上にたどり着いて欲しい。我々教職員や保護者の方々も、君たちの頑張る姿チャレンジする姿から大いに刺激とパワーをもらい、そのパワーを君たちへ還元していきます。そんなエネルギーの集合体が「チーム城東」です。

「山の頂上」は、高校生活を終えたずっと先にあります。ときには、道の険しさ、道のりの長さに、歩みを止めてしまうことがあるかもしれません。しかし、足が止まりそうになったときに君たちを支えてくれるものは「チーム城東」で過ごした日々だと我々は信じています。

この城東高校で、それぞれの頂上をめざして、歩みをとめることなく、ともに登っていきましょう。

三年後、皆さんが一人ひとりの頂上に近づき、今よりも高いところから、広く世界を見渡すことができる、そんな日が訪れていることを願い、信じて、式辞といたします。

令和七年四月八日
福岡工業大学附属 城東高等学校
校長 佐 伯 道 彦

2025/04/11 行事
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