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第64回卒業証書授与式 学校長式辞を公開しました

式 辞

本日ここに、福岡工業大学附属城東高等学校、第六十四回卒業証書授与式を、無事に、そして盛大に執り行えることを、何よりも嬉しく思います。ご臨席賜りました皆様に深く感謝申し上げます。 

保護者の皆様、本日は誠におめでとう ございます。お子様の高等学校卒業という大きな節目を迎えられ、お慶びのことと 思います。お子様と共に十八年もの歳月を歩んでいらっしゃった皆様に、心から敬意を表します。 また、城東高校の教育活動に対する多大なるご理解とご支援に、全教職員を代表し あらためて御礼申し上げます。 三年間、本当にありがとうございました。 

さて、晴れて卒業の日を迎えた「チーム城東64期生」577名の皆さん、卒業おめでとう。

入学式で、私は次のような言葉を送りました。
「チーム城東」には、皆さんの他にも様々な力を持ち、様々な道を目指す仲間が大勢集まっています。経験豊かで、知識と熱い魂を持った教職員がいます。皆さんを見守り、支える保護者の方々もいらっしゃいます。「チーム城東」が一丸となることで、皆さんが、これからの時代を切り拓く人材として成長してくれることを、大いに期待しています。
こんなメッセージでした。 覚えていますか?

皆さんは、コロナ禍から withコロナ、アフターコロナへと世の中が変わる中で、高校生活を送ってきました。宿泊なしで実施された新入生研修から始まり、合唱コンクールの代わりに作った歌唱動画。3年ぶりに復活し、経験者が誰もいなかった体育祭、スキー場が閉鎖される程の大雪だった修学旅行。スタンディングオベーションの練習までも楽しんだ芸術鑑賞「スパイファミリー」など、印象深い出来事の連続でしたね。特に3年次の体育祭は、途絶えかけていた伝統を受け継ぎ、さらに大きく発展させてくれました。高校生が持っている力を目の当たりにして、大きな感動を覚えました。

タブレット導入の一期生として、オンライン環境を活かしながら、今できること、今しかできないことを実現する力。「目の前の課題」を自らの「進化」で乗り越えていく逞しさ。そして何より高校生活を楽しもうという熱意。

皆さんが見せてくれたものが、私たち「チーム城東」を確実に進歩・進化させてくれました。今、皆さんのおかげで、難しかったはずの三年間を一気に駆け抜けることができたな!と感じています。

先が見えない時代だと言われることもありますが、恐れることはありません。手本も正解もないと言われる時代を切り拓くためには、「今まで」にこだわらない見方、考え方と、それを実現する力が必要です。これらは、他でもない、皆さんが城東高校での三年間で身につけてきたものです。

そんな皆さんが示してくれた学校生活の新たな可能性は、「チーム城東」の新たな伝統の礎となります。その伝統を受け継ぐ後輩たちとともに、これからも「チーム城東」の一員として、また次の時代のリーダーとして活躍する姿を見せてくれる日を楽しみにしています。

希望に満ちた世界を実現するために  明るく逞しく歩みを進め、それぞれの道で活躍してください。 

この三年間、皆さんと時間、空間を共有し、その中で多くを学ぶことができました。教職員を代表して、心からの感謝の言葉を添え、577名の輝かしい前途を祝して式辞といたします。

令和六年三月一日
福岡工業大学附属 城東高等学校
校長 佐 伯 道 彦

2024/03/01 行事
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