本日ここに第六十六期生七八一名の新入生を迎え、入学式を挙行できますことを、心から嬉しく思います。

保護者の皆様、この度は誠におめでとうございます。お子様方は本日高校生としてのスタートを切ることとなりました。高校生活は、新たな出会いの中で生き方を考え、選び、「次なる時代を切り拓く力」を身につける期間です。この非常に大切な三年間を共に過ごすことに、我々教職員一同、大きな喜びと責任の重さを改めて感じております。

本日から卒業まで教育活動に全力を挙げてまいります。皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます。
新入生の皆さん、入学おめでとう。

七八一名の君たちと、その保護者の皆様を我々チーム城東の新たな仲間として迎えることができ、心から嬉しく、そして頼もしく思っています。「人は一人では生きていけない」という言葉を、よく耳にします。つまり、人は誰でも、誰かの頑張る姿にエネルギーをもらい、自分を動かしている、ということです。言い換えれば、「誰かの努力・ひたむきな姿勢」は、他の誰かに「幸せをもたらす力がある」ということでもあります。

新入生登校日で話したように、この城東高校は福岡市内で唯一、普通科と工業系の学科を併せ持つ学校です。難関大学への進学に向けて勉学に励む生徒や全国大会・世界大会に向けて部活動に励む生徒、高度な技術を身につけ、多くの資格を取得し、ロボットやプログラムを開発する生徒たちがいます。また、海外との交流や留学に力を入れる生徒や、企業と連携し、新たなビジネスを模索する生徒もいます。

だからこそ、城東でしか出会えない仲間がいる、城東でしかできない事がある、と我々は信じています。特に学校行事となると、城東高校に集った仲間たちが、一緒に考えながら一つのものを創り上げていきます。彼らは、それぞれの得意分野で力を存分に発揮し、信じられないような相乗効果を生み出してくれます。

そして、我々教職員や保護者の方々は、生徒ひとり一人の頑張る姿から大いに刺激とパワーをもらい、そのパワーを生徒たちへ還元していきます。

そんなエネルギーの集合体が「チーム城東」です。

そして今日、「チーム城東」に新たな七八一もの個性が加わったことで、これまでにない化学反応が起こるはずです。新たな城東高校の姿が、楽しみでしかたがありません。今日から始まる城東高校での毎日に、ともにワクワクしましょう。楽しみも困難も共有し、これまでにない城東高校を創っていきましょう。

その誓いをここに宣言し、祝いの言葉とします。

令和五年 四月八日
福岡工業大学附属 城東高等学校
校長　佐 伯 道 彦