【行事レポート】工業科プロジェクト発表会が行われました
工業科の1・2年生を対象に、工業科プロジェクト発表会が行われました。 それぞれのプロジェクトの活動報告や成果、課題など、パワーポイントや実演を交えてステージで発表しました。 日頃の授業で新しく学んだ知識や、実習で身につけた技術を積極的に応用し、素晴らしい内容となっていました。
日程
平成30年3月15日(水)
場所
福岡工業大学FITホール
内容
<エコ電カープロジェクト>
エコ電カーレースとは、電気自動車を製作し実際にレースに出て競技するプロジェクトです。ものづくりの大切や厳しさなどを経験しながら、レースに参加するという工業科ならではの活動です。生徒たち自身で考え、設計、組み立てられたエコ電カーは、一般企業も参加する中で負けない走りを見せ頑張っています。
来年度は2つの大会に出場予定です。さらに改良を加え入賞を狙います。
<生徒研究発表>
毎年行われる、福岡県高等学校工業クラブ連盟主催「生徒研究発表会」に向けて、活動をしています。
今回は身障者に優しい電動車椅子の製作を行いました。
<ITプロジェクト>
国家資格をはじめとする情報系の資格取得、大会出場をメインにITの学習に取り組んでいます。
<ロボット競技>
全国高等学校ロボット競技大会出場をメインに活動しています。
競技ロボットは、毎年課題と仕様が変わり、その内容に沿ったロボットを製作し、競技に臨みます。
今年度は「第4回トマトロボット競技大会」にも出場し、プレゼンテーション賞を受賞しました。
<ロボット相撲>
技術の甲子園大会とも言われる、ロボット相撲全国大会に14年連続出場を果たし、全国大会優勝、世界大会出場を目指し活動しています。
鉄製の土俵の上で繰り広げられるスピーディーでパワフルなロボット相撲は大変惹きつけられるものがあります。
製作の技術だけではなく、整備、操作、チームワークが求められる環境で、選手たちは教室では体験し難い貴重な経験をしています。今回の発表では、具体的に大きな失敗から学びとった事例を紹介し、技術開発における難しさや前向きに取り組む精神を伝えてくれました。
活動発表は、スライドや動画、実機やデモンストレーションなどを用いてわかりやすく行われ、プロジェクトに参加していない生徒も興味を持って耳を傾けていました。どのプロジェクトも、ネガティブな結果に左右されない研究者としての情熱や前向きな姿勢が印象的で、日々ものづくりに熱中している楽しみや喜びもたくさん伝わってきました。またどのプロジェクトも、今年度の反省点と来年度へ向けての課題がはっきりしており、現状に満足しない探究心の高さがうかがえました。
また一年後の発表の機会が楽しみです。