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【行事レポート】平成26年度被災地研修

希望者を対象に被災地研修に行ってきました。

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目的

被災地を訪問することにより、

「自然災害を理解し防災安全の意識を高める。」

「支援活動や現地の方々との交流を通して自らの生き方や在り方を考える。」

「人のきずなの大切さを学び,社会参画の意欲を高める。」ことを目的とする。

 

場所

宮城県(全域)

 

日程

平成26年10月10日(金)~10月12日(日)<2泊3日>

 

日付

行程

宿泊地

10/10

(金)

10:00 福岡空港集合

福岡空港→仙台空港→①名取・閑上地区震災学習→ホテル

南三陸ホテル観洋

10/11

(土)

ホテル→(バス)→②南三陸学習→③石巻・女川地区震災研修→ホテル

ベストウエスタンホテル仙台

10/12

(日)

ホテル→④NPO法人ロシナンテス東北事業部にてボランティア活動→仙台空港→福岡空港18:30 解散予定

 

 

生徒の感想

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南三陸

私は、今回の研修で見た沢山の風景や被災された方々の表情に衝撃を受けました。3年半前に一瞬にして大切な家族やふるさとを奪われた方々が、その苦しみや悲しみ、恨みをどこにもぶつけることができずに今も変わらず苦しんでいらっしゃるのだと改めて知って胸が痛くなりました。また、今まで遠く離れた福岡にいてテレビで流れる映像だけを見て何もしようとしなかった自分が本当に愚かに感じられました。だから、今回被災地研修を通して少しだけ得ることができた知識を周りの家族や友人に沢山伝えていきたいと思います。3.11の震災から学んだ教訓を後世に伝えて行くことが私たちの世代の義務であるということも教えていただきました。この義務をしっかり果たしていきたいです。

 今回の研修に行く機会を与えてくださった先生方、両親、遠い福岡から来た私たちを温かく迎え入れてくださった宮城県の方々に心から感謝したいです。ただ沢山の支援金が集まって大きなビルや建物が建つだけではない、住民の方々の「納得」と「幸福」が伴った本当の「復興」が早く果たせること、被災された方々に沢山の笑顔が戻ることを願います。

私が今こうして温かい家で家族に囲まれながらご飯を食べたり学校に行ったりすることがどれほど幸せなことであるかをかみしめながら自分の将来のため、支えてくれる人達のために健康第一で勉学に励みたいと思います!!

 

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語り部さん

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石巻日和山からみた町

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交流会の様子など

 

研修後記

是非,「旅行に来た」というより「学びに来た」という感覚を大切にしてください。

「何か力になりたい」「忘れて過去のものにしたくない」「何か学べることがあれば」

という想いを大事に自分から行動しましょう。

 

この被災地研修の中で,

「家族や友人,家,思い出の場所,町を失った方々の想い,復興に向けて頑張っていらっしゃる方々の想い」

を感じ,今の自分と比べてみてください。

きっと,意識が変わり,感謝の念がうまれ,これまで以上に力が湧いてくるはずです。

そして,その力を自分の人生を歩む力にして欲しいと思います。

 

という想いを伝えて出発した研修被災地。生徒にとっては、例えうまく言葉にできなくても、それぞれの胸中に何かしらの変化があっただろうと思います。そして、今回のように自らの希望で被災地に足を運び学んだことはきっと、彼らの人生にとって大きな力になると信じています。

 

研修は、これで終わりではなく始まりです。学んできたことをこれらからの生活に活かし、1人でも多くの人に伝え人生の糧にして欲しいです。

最後に、このような機会を設けてくださった全ての皆様に厚く御礼申し上げます。本当にありがとうございました。

2014/10/29 行事
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